車関係の会話で、たまに「フルスモ」という言葉が出てくることがありますが、「フルスモ」っていったいなんなの…?という方もいるかもしれません。
そこで今回は、フルスモの意味について解説していますよ。
フルスモとは「フルスモーク」の略
フルスモはかっこいい🔥 pic.twitter.com/4P89kUvhf6
— @Mabe (@Mabe_Rismo) April 13, 2021
フルスモとは「フルスモーク」の略です。
たまに、ガラスが黒くなっていて中が見えにくい車を見かけることがあると思いますが、ウインドウガラスにスモークフィルムを貼っているからなんですね。
自動車のすべてのウインドウガラスにスモークフィルムを貼ることをフルスモと言います。※フロント3面にスモークフィルムを貼ればフルスモと言う方もいます。
スモークフィルムを貼るのは、プライバシー保護やかっこいいという点だけでなく、断熱効果や紫外線カットというメリットもあります。
フルスモの車に乗るとわかりますが、めっちゃ涼しくてかなり快適なんです。
フルスモは実質違法なので注意!
車ってなんか光の透ける度が70%以上とかだったらフロントガラスにもつけれるんしょ?
ならフルスモにしたいな、ゼロクラに合うでしょ— 東京のオカさん (@tokyo_no_oka3) February 20, 2021
フルスモは、実質違法なので注意が必要です。
「実質」と言ったのは、フロント3面にスモークフィルムを貼ること自体は合法だからです。
ただ、フロント3面にスモークフィルムを貼る場合は、可視光線透過率を70%以上にしなくてはいけないんです。
以前は低透過率のフィルムでもOKでしたが、夜間の事故が増加したために、2003年9月26日に規制が設けられたんですね。
可視光線透過率は、フィルムだけの透過率ではなくガラスとフィルムを合わせたときの数値が70%以上である必要があります。
これがなにを意味するかというと、例えば、可視光線透過率90%以上のほぼ透明なフィルムを貼ったとしても、ガラス自体の吸収もあるので、可視光線透過率が70%ギリギリになってしまうということ。
ちょっとでも色のついたスモークフィルムを貼ってしまうと、簡単に可視光線透過率70%を下回ってしまうんですね。
つまり、基準を満たそうとすると見た目がほとんどスモークにならないので、実質フルスモは違法だといっても過言ではないんです。
