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「経験をもとに」の「もと」は漢字でどう書く?

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「経験をもとに」という言葉ありますが、この場合の「もと」は漢字だとどう書くのかわからない…という方もいるのではないでしょうか。

そのような方のために、当記事では「経験をもとに」は漢字でどう書くのが正しいのか解説していますよ!

 

「経験をもとに」は一般的には「経験を基に」と書くのが正解

 

結論からいうと、「経験をもとに」は漢字だと「経験を基に」と書くのが一般的です。

「経験にもとづいて」を「経験に基づいて」と書くことからも「基」を使うのが適切だとわかります。「経験に元づいて」とは書かないですからね。

「基」と「元」で悩む方が多いですが、意味を考えると理解しやすいです。

 

  • 「基」は物事の土台や基礎を意味する
  • 「元」は物事の始まりを意味する。

 

「経験をもとに」の「もと」は、一般的に「~基準に、~を参考に、~土台に、~根拠に」といった意味で使われているので、「経験を基に」と書くのが適切ですね。

 

「基に」と「元に」の例文

  • 経験を基に
  • 知識を基に
  • 体験を基に
  • データを基に
  • 火の元に注意する
  • データを元に戻す
  • 本を元に戻す
  • 話しを元に戻す

 

「経験を元に」も間違いではない

 

ただ、「経験を元に」が絶対にダメなのかというと、そうとも言い切れません。

例えば、「この経験をもとに本を書く」といった場合、「この経験を土台(基準)に」という意味なら「この経験を基に本を書く」が適切ですが、

この経験を始まり(出発点)として」という意味で「もと」を使うのであれば、「この経験を元に本を書く」でも正しいことになります。

「実話をもとにした~」といった表現も、「実話」が“始まり”だと考えれば「実話を元にした本」や「実話を元にした映画」も間違いとはいえません。

このように、「もと」を漢字で書く場合のルールはかなり複雑というか、明確に定まっていない部分もあるので一概に「基」が正しくて「元」が間違いとは言い切れないんですね。

 

Jun
Jun
「経験をもとに」といった表現の場合、一般的には「基」を使う方が多数なので「基」を使うのがベター。迷ったら無理して漢字を使わず、ひらがなで「もと」でもいいと思います。

 

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