「こまめに」は会話でも、文章を書く際にもよく使われる表現です。夏の時期になると「こまめに水分補給しましょう」と繰り返しアナウンスされますよね。
そんな「こまめに」ですが、いざ漢字で書こうと思うと、「細めに」が正解なのか、それとも「小まめに」が正解なのかわからない方もいるのではないでしょうか?
そこで、本記事では「こまめ」の正しい漢字表記について詳しく解説したいと思います。
こまめは「小まめ(小忠実)」と書くのが正解です
まず最初に答えを言いますと、こまめには「小まめに」と書くのが正しい書き方です。
広辞苑などの辞書で調べるとわかりますが、「小まめに」となっていますよ。ちなみに、こまめをすべて漢字で書くと、「小忠実」という書き方になります。
この「小まめ」という意味ですが、広辞苑によると、ちょこちょことよくからだを動かして使うさま。まめまめしいこと。と書かれています。
「まめな人」という表現がありますが、このまめを漢字で書くと「忠実」になります。
こまめにを「細めに」と書くのは間違いなので注意!
職場にいる日本語ペラペラの中国の人との会話
相手「会議で言っていた「こまめ」の意味や漢字を教えてください」
私「細かく区切ってってことだから「細い」に「目」かな?」
細目(ほそめ)やん!!
ホントは「小忠実」だって!
ニホンゴムツカシイネ・・・— うぺぺ (@Upepeppe) October 4, 2023
こまめにを「細めに」と書く方がたまにいらっしゃいますが、これは間違った書き方なので注意が必要です。
「細めに」はほそめにという読み方しかありませんので、
・にんじんをほそめに切る
といった表現のときに「細めに」という漢字を書くのが正解ですよ。
細めにと間違って覚えるのは「細やか」と混同しているから?
どうしてこまめにを「細めに」と書いてしまうひとが多いのでしょうか。
これは、わたしの予想なのですが、「細やか」という言葉と混同してしまうからなのではないかと考えています。
・こまやかな配慮
・感情がきめこまやか
上記のような表現のときには「細やか」という漢字を書くのが正しいので、つられて「こまめに」も「細めに」と書いてしまうのではないでしょうか。
でも、「こまめ」は『小まめ』なので間違えないように気をつけましょうねー!
まとめ
ポイント
- こまめには「小まめ(小忠実)に」と書くのが正しい。こまめにを「細めに」と書くのは間違い。
- 「ほそめ」という読み方のときには「細め」という書き方が正しい。
- 「こまやか」という表現には「細やか」という書き方が正しい