知ってるひとは知っているマイナー食材「肉かす」。
肉かすは静岡県富士宮市を代表するグルメである「富士宮焼きそば」に入っており地元の方にはお馴染みなんです。
富士宮焼きそばを食べて初めて肉かすの存在を知ったという方も多いみたいですね。
本記事ではそんな肉かすがどこで売ってるのか、購入する方法や肉かすの作り方、肉かすと油かすの違いについてなど気になるポイントをまとめましたよ。
肉かすの売ってる場所は?スーパーじゃ売ってない?
富士宮市民なので豚脂からラードを抜いた後のゴミである肉かすが大好きです。富士宮やきそばにはこれが欠かせない
— うぐい (@KitanoUgui) September 6, 2023
結論からいうと、肉かすは富士宮市をはじめとする静岡県内でしか基本的には販売されておりません。
そのため残念ながら、静岡以外の地域で肉かすを手に入れるのはかなり難しいと思ったほうがいいでしょう。

肉かすを確実に購入できるのは通販
楽天スーパーセールで肉かすを1kg買いました(笑)
肉かす屋カワカミさんのは大きくて良い!!!✨福神漬けを余しているので、肉かすと焼きめしにしようかな😊 pic.twitter.com/ZMfL09wlpg
— ふみやっこ (@humiyakko) June 11, 2021
静岡以外では肉かすを店頭で手に入れるのは難しいですが、そんなときは通販でお取り寄せするのが最も確実でしょう。
Amazonや楽天市場、ヤフーショッピングなどの大手サイトで肉かすが販売されています。
肉かす単体でも売ってますが、富士宮やきそばと肉かすのセット販売の取り扱いもあるので、富士宮やきそばをお家で再現したい方はセットのものを購入するのがおすすめですよ。
肉かすを購入した方々の口コミも多数掲載されているので、レビューを参考に良さそうなものを注文してみましょう♪
肉かすは自作することも可能!?作り方は?
肉かすを自作したので
富士宮焼きそば作りました pic.twitter.com/hYF5yxvcOS— ノミゼル (@nomichan_pc) March 31, 2023
肉かすが店頭では手に入らないけど、通販でお取り寄せするのもなんか嫌だ…という方は、肉かすを自作するのもアリです。
「肉かすを自作なんてできるの!?」と思われる方もいるかもしれませんが、実は肉かすの作り方はそこまで複雑ではなく、豚の背脂だけあれば作れるんです。
豚の背脂を高温で熱するとジュワーっと脂が出てきますが、その脂身から溶け出したものがラードであり、豚の背脂からラードをとった後の搾りかすを油で揚げたものが肉かすなんです。
「肉かす」などというちょっとアレなネーミングなのは、ラードを取った後の背脂の残骸からきているためなんですね。

肉かすと油かすの違いって?
肉かす(豚)と油かす(牛)を買いたい…
— ぴうこ(P) (@tomomixed) April 15, 2020
ところで疑問に思った方もいるかもしれませんが、肉かすのことを油かすと言う人もいます。
肉かすと油かすは同じものなのか、それとも違うものなのか。結論からいうと、肉かすは油かすの一種なんです。
肉の脂身や内臓を加熱して余分な油分を抜いた食材というのは、静岡の肉かすだけでなく実は全国各地に存在するんですね。
例えば、大阪南河内地域の郷土料理として知られている「かすうどん」には「油かす」が使われるのですが、
この「油かす」は牛のホルモン(小腸)を油で揚げ、水分や余分な脂分を落として作られます。ちなみに「油かす」は大阪以外にも、京都や奈良、兵庫でも食べられています。
また、山口や徳島では牛や豚の内臓を炒った「イリカス」という食材がありますが、これも油かすの一種だと言われています。
油かすは全国各地に存在しますが、原料や製法は異なります。地域によって呼び方も異なるので全く別の食べ物と考えたほうがいいかもしれませんね。
まとめ
「富士宮焼きそば」でお馴染みの食材肉かすは静岡以外では手に入れるのは難しく、静岡以外の業務スーパーやお肉屋さんでは販売されていることはほとんどありません。
肉かすを購入したい方は通販でお取り寄せするのがおすすめです。手間をかけてもいいなら、豚の背脂を精肉店で手に入れて肉かすをお家で自作するのもアリですね。
