大学のレポートや卒業論文を書く際に、「自分のこと」をなんて書けばいいのか悩む方も多いと思います。
論文だと「私は~」のように書くのはダメなのでしょうか?
論文では一人称を極力使わないのが基本的な決まり
教育心理学の領域の論文を読み漁っていたところ、一人称に「小生」という語を使っているものに当たった。「小生」という一人称は漫画で見ることはあっても、論文で見たのは初めてだった。かなり衝撃的だったのだが、論文などで使われることは一般的にあるのだろうか。
— 正統的周辺参加者 (@Kiyo_Ed) May 25, 2021
結論からいうと、「私」や「自分」といった一人称は論文では使わないのが基本的な決まりとなっています。
なぜなら、論文というのは普遍的・客観的事実を記述するものなので、「私」などの一人称を使うと個人の感想、主観だとみなされてしまうからなんですね。
じゃあどう書けばいいの?というと、
- 「本論文」
- 「本レポート」
上記のような言葉を使うことが多いですね。
ちなみに、論文では「私」は使わないのが基本的な決まりと言いましたが、「筆者」や「我々」などの一人称は論文でも普通に使われています。
「一人称はダメなんじゃないの!?」とツッコミたくなりますが、分野によっては、論文で一人称を使うのは絶対にダメ!というわけではないんですね。

Jun
論文で一人称を使ってもいいのか、ゼミの担当教授に聞いてみるのがおすすめですよ。あなたの分野の論文を複数読んで、一人称を使っているかチェックしてみるのもいいですね。
まとめ
本記事のまとめ
- 論文では一人称を極力使わないのが基本的な決まり。「私」は使わないほうがいい。
- 「筆者」や「我々」などの一人称を論文で使う人もいる。