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関西の男性が言うツレとは「友達」?「恋人」?誰を意味するの?

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よく使われる関西弁に「ツレ」という言葉があります。主に関西の男のひとが使うことが多く、例えば

「今日はツレと来た」

「この人は俺のツレ」

のように使います。

さて、この「ツレ」ですが、関西以外の人からしたら「友達」「恋人」「配偶者」の誰の意味で言っているのかわからない…という方も少なくないみたいです。

そこで、本記事では関西の男性の言うツレとは誰のことを指しているのか、詳しくまとめましたよ!

 

「ツレ」は関西では友達を指すことが多い

 

まず結論からいうと、関西においてはツレは友達を意味することが最も多いです。その場に居ない友達を指して「ツレ」と使うこともありますよ。

関西の方が「ツレ」といったら、友達のことを言っていると思っておくといいでしょう。

 

関西以外では「ツレ」は恋人や配偶者の意味で使われる

 

ツレは関西では友達の意味で使われるのですが、関東では恋人や配偶者の意味で捉える方も多くいます。

なぜかといいますと、関西に住んでいない方にとって「ツレ」という関西弁に馴染みがないため、ツレ=連れ合い(連れ添い)の意味でとらえてしまうからなんです。

関西以外の方は、ツレは連れ合い(連れ添い)を省略したものだと思っている方が多いです。

連れ合い(連れ添い)は、恋人や配偶者、友人、同僚、行動を共にするひとなど、広い意味で使われます。そのため、友達以外の意味にも解釈することができてしまうのですが、

基本的には、連れ合い(連れ添い)は恋人や配偶者を意味することが多いので、「ツレ」と聞くと恋人や配偶者のことだと思う方が多いんですね。

 

ツレが恋人を意味するのは「ツレがうつになりまして。」の影響も大きい!?

 

「ツレ」が友達ではなく、恋人や配偶者の意味で全国的に広まったのは、「ツレがうつになりまして。」 というコミックエッセイも原因として大きいです。

「ツレがうつになりまして。」は売れない漫画家の妻(作者)が鬱になった夫と共に送る闘病生活を描いた大人気作品で、後に映画化もし大ヒットしました。

この作品を機に「ツレ」という言葉を知った方も多いのですが、「ツレがうつになりまして。」においての「ツレ」は友達ではなく夫、つまり配偶者の意味で使われています

つまり、さきほど説明した連れ合い(連れ添い)を省略する形で「ツレ」という言葉を使っているんです。

 

 

関西以外に住んでいる方は関西弁の「ツレ」を知らないひとも多いため、

「ツレがうつになりまして。」でツレという言葉を知ったひとの多くは、ツレというのは連れ合い(連れ添い)を省略した言葉だと思っている方が多いんですね。

そのため、関西ではツレは友達の意味で使われているにも関わらず、

全国的には、ツレ=連れ合い(連れ添い)=恋人・配偶者で意味で広まってしまったために、ツレが友達を指すのか恋人を指すのかわかりにくくなっているのが現状なんですね。

 

まとめ

 

関西弁で使われる「ツレ」は友達のことを意味します。関西においては「ツレ」を配偶者や恋人の意味で使うことはあまりありません。

一方、関西以外では「ツレ」は連れ合い(連れ添い)を省略したものだと思っている方が多いです。

連れ合い(連れ添い)には、友達や行動を共にするひとという意味もありますが、配偶者や恋人を意味していることが多いです。

この違いを関西、関東のひとお互いが理解していないために、関西の方がツレと言ったとき、関西以外の方は友達を意味しているのか、恋人を意味しているのか迷ってしまうんですね。

この勘違いを解消するためには、関西では「ツレ」は友達のことを意味する、関東では「ツレ」は配偶者や恋人を意味することが多いと理解しておくことが大切ですね。

 

Jun
Jun
勘違いを起こさないためにも、「ツレ」という言葉を使わず、「友人」「恋人」「妻(夫)」「同僚」など確実に相手に伝わる言葉を使うほうがいいかもしれませんね。

 

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