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「わかりづらい 」「わかりずらい」はどっちが正しいの?

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「わかりづらい 」「わかりずらい」っていったいどっちが正しいのか迷っている方もいるのではないでしょうか。

そこで、本記事では「わかりづらい 」「わかりずらい」はどっちが正解なのか、詳しく解説していますよ。

 

わかりづらいとわかりずらいは「わかりづらい 」が正解です!

 

まず結論をいうと、「わかりづらい 」が正しい書き方です。

どっちでもいいんじゃないの?と思われる方もいるかもしれませんが、「わかりずらい」は間違いです。

 

〇「読みづらい」 ×「読みずらい」

〇「言いづらい」 ×「言いずらい」

〇「書きづらい」 ×「書きずらい」

 

わかりずらいに限らず、「~ずらい」と書くのはすべて間違いなのでしっかり覚えておきましょう。

 

「づらい」は「辛い」が語源!

 

「づらい」と「ずらい」のどっちが正しいんだっけと?とわからなくなったら、「辛い」という語源を思い出しましょう。

広辞苑の【辛い】の単語の説明に以下のように書かれています。

 

本来、他を苦しめるようなむごい、非情な仕打ちについていい、それをこらえかねるほど痛く感じる意をも示す。

(多く「づらい」の形で、動詞の連用形に付いて)その動作をするのが難儀である、困難であるの意を表す。「読み―・い」「言い―・い」

※広辞苑無料検索-【つら・い【辛い】-より文章引用

 

上記の通り、つらいは「〜するのが難しい」という意味の「辛い(つらい)」からきているので、ずらい(すらい)とは言わないということがわかると思います。

 

ちなみに、「ずらい(すらい)」という言葉は辞書で調べても出てきません。

 

なんで「ずらい」という間違った書き方が多様されてるの?

 

なぜ「わかりずらい」などの間違いがかなり多く見られるのかといいますと、まず原因として挙げられるのが、「づ」と「ず」が同じ音だということです。

会話だと、「わかりづらい 」も「わかりずらい」も全く同音なので、この時点では「わかりずらい」が間違いだとは気がつきません。

そこに加えて、現代はTwitterやブログなどでいろんなひとが自由に文章を書きこめるので、「わかりずらい」が間違いだとは気づいていない多くの人たちが「わかりずらい」と書き、

その「わかりずらい」を見たひとも、間違った「わかりずらい」で覚えてしまうので、結果として「わかりずらい」が蔓延ってしまうんのではないかと思います。

ただ、言葉は時代とともに変わるものなので、今後も「~ずらい」を使う人が増えていくと、近い将来「ずらい」でも可となる可能性は十分考えられます。

でも、現時点では「ずらい」は間違いなので、正しく「~づらい」と使うようにしましょうね!

 

まとめ

ココがポイント

  • わかりづらいとわかりずらいは「わかりづらい 」が正しい。「わかりずらい」は間違い。
  • 「~づらい」は「〜するのが難しい」という意味の辛い(つらい)からきている。

 

Jun
どっちが正しいのかわからなくなったら「~づらい」は辛い(つらい)が語源だと思い出せば間違えにくくなります。辛いを(すらい)とは言わないですからね。

 

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