明日(あした)、明後日(あさって)の次はなんて言うの?と疑問な方もいるのではないでしょうか。
そこで、本記事ではあさっての次はなんていうのか、詳しく解説していますよ!
【あさって】の次は【しあさって】が最も一般的
まず結論からいいますと、現在多くの地域では4日後の意味で「やのあさって」を使います。
つまり、
あした(明日)→あさって(明後日)→しあさって(明々後日)→やのあさって(弥の明後日)
の順番です。現在ではこの使い方が日本で最も主流です。
ちなみに
やのあさっては、「やなあさって」「やねあさって」「やなさって」という言い方もあります。
地域によっては【あさって】の次に【やのあさって】がくる
これ地方によって違いがあるようで、きょう→あした→あさって→しあさって→やのあさって、という順番がポピュラーなようですが、しあさってとやのあさっての順番が逆の地方もあるみたいです。やのあさっては「弥の明後日」と書くらしいですが、やなあさってと言う地方もあるそうです。
— zubi💙💛 (@zubi5819) September 10, 2023
多くの地域ではあさっての次は「しあさって」なのですが、
ややこしいことに、地域によっては4日後ではなく3日後の意味で「やのあさって」を使うこともあるんです。
3日後の意味で「やのあさって」が使われる場合、4日後はなんて言うの?といいますと、なんと4日後が「しあさって」になるんです!
つまり、以下の順番に入れ替わるんですね。
あした(明日)→あさって(明後日)→やのあさって(弥の明後日)→しあさって(明々後日)
なんで地域によって順番が変わるの?
東京では通じない私の地元三重県の方言は「ささって💘」です
意味は三日後で、標準語だと「しあさって」と同じですね
紛らわしいのは、三重県でしあさってとは四日後になります!
あした、あさって、ささって、しあさっての順です
東京に来てすぐ
話が噛み合わないので気づかされました笑#マリミュー— さのりん♪ (@ishige16) April 18, 2022
なぜ地域によって順番が変わるのかといいますと、以下のような変遷があるんです。
※
- 「やのあさって」は元々東部方言であり、東部地域においては3日後の呼称で定着していた。
- 「ささって(さきあさって)」は元々西部方言の主流で、3日後の呼称で定着していた。
- 新たに西部地域に「しあさって」が3日後の呼称として普及し、「ささって(さきあさって)」が「しあさって」に駆逐され廃れてしまった。※「ささって」は現在でも三重県や岐阜県の飛騨地方などで使われている。
- 西部において新たに主流になった「しあさって」だが、東部に進出した際にほとんどの地域で「やのあさって」により食い止められ、4日後の用法として「しあさって」の呼称が残った。
- ところが、東西の交通が激しかった東京中心部においては、逆に「しあさって」が「やのあさって」を駆逐し、「やのあさって」を4日後の用法に追いやる、という逆転現象が生じた。
※フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)-弥の明後日-を参照
上記のような経緯があるため、「やのあさって」は3日後の意味で使う地域もあれば、4日後の意味で使う地域もあったり、
3日後を「ささって(ささっての系統)」と言う地域もあったりとごちゃごちゃになっているんですね。
地域によっては4日後を「ごあさって」と言うところもあります。
まとめ
ココがポイント
- 現在では、あした(明日)→あさって(明後日)→しあさって(明々後日)→やのあさって(弥の明後日)の順番が主流。
- 地域によっては、あした(明日)→あさって(明後日)→やのあさって(弥の明後日)→しあさって(明々後日)の順番で使う。
- 3日後を「ささって(ささっての系統)」、4日後を「しあさって」と言う地域も。
