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「おげれつ」ってどんな意味?

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おげれつ」。最近はあまり使われない言葉なので、どんな意味なのかよくわからない…という方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、「おげれつ」の意味について調べましたよ。

 

おげれつは「下品、品性がない」といった悪い意味

 

おげれつは、漢字にすると「お下劣」。お下劣の「お」は丁寧語の「御」です。

「下劣」には、浅ましい、品性がない、下品、穢らわしい、いかがわしい、見苦しいなど、ネガティブな意味を表します。

ちなみに、なぜわざわざ「下劣」に「御」をつけて「御下劣(おげれつ)」というのか。

それは、本来つける必要のない「下劣」という単語に、美化語の接頭辞「御」をつけることで冗談半分に言うことができるからです。

実際に、以下の文章を見比べてみましょう。

 

「あなた。とっても御下劣(おげれつ)ね。」

「あなた。とっても下劣(げれつ)ね。」

 

上記の文章を比較するとわかるように、「げれつね。」だと、本気で言っていると相手に伝わってしまう可能性があります。

ですが、「おげれつね。」だと、角が立たないというか、本気でなくふざけて言ってることが、相手にも伝わりますよね。

これは、先ほども触れた通り、本来「下劣」という単語には「御」をつける必要がない、という共通理解があることで成り立っているジョークなんですね。

 

まとめ

本記事のまとめ

  • 「御下劣(おげれつ)」は、浅ましい、品性がない、下品、穢らわしい、いかがわしい、見苦しいなどのネガティブな意味を表す。
  • 「下劣」に「御」をつけて「お下劣」にするのは、本気でなく、冗談半分だと相手に伝えるため。

 

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