「おげれつ」。最近はあまり使われない言葉なので、どんな意味なのかよくわからない…という方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、「おげれつ」の意味について調べましたよ。
おげれつは「下品、品性がない」といった悪い意味
こち亀読んでたら「おげれつビデオ」っていう言葉が出てくる時あるけど、最近じゃああんま聞かない言葉よね
「おげれつ」ってもしかして死語??
— ヤヤ🇬🇧 (@Yaya_nd96on) January 18, 2023
おげれつは、漢字にすると「お下劣」。お下劣の「お」は丁寧語の「御」です。
「下劣」には、浅ましい、品性がない、下品、穢らわしい、いかがわしい、見苦しいなど、ネガティブな意味を表します。
ちなみに、なぜわざわざ「下劣」に「御」をつけて「御下劣(おげれつ)」というのか。
それは、本来つける必要のない「下劣」という単語に、美化語の接頭辞「御」をつけることで冗談半分に言うことができるからです。
実際に、以下の文章を見比べてみましょう。
「あなた。とっても御下劣(おげれつ)ね。」
「あなた。とっても下劣(げれつ)ね。」
上記の文章を比較するとわかるように、「げれつね。」だと、本気で言っていると相手に伝わってしまう可能性があります。
ですが、「おげれつね。」だと、角が立たないというか、本気でなくふざけて言ってることが、相手にも伝わりますよね。
これは、先ほども触れた通り、本来「下劣」という単語には「御」をつける必要がない、という共通理解があることで成り立っているジョークなんですね。
まとめ
本記事のまとめ
- 「御下劣(おげれつ)」は、浅ましい、品性がない、下品、穢らわしい、いかがわしい、見苦しいなどのネガティブな意味を表す。
- 「下劣」に「御」をつけて「お下劣」にするのは、本気でなく、冗談半分だと相手に伝えるため。