言葉

「はしょる」は方言?標準語?どんな意味がある?

当ページのリンクには広告を含む場合があります。

「話をはしょる」など、日常会話でも使うことの多い「はしょる」ですが、この「はしょる」は方言なのでしょうか?

気になる方のために当記事では「はしょる」は方言なのか標準語なのか、意味も詳しく解説していますよ!

 

「はしょる」は方言ではなく標準語!

 

まず結論をいうと「はしょる」は標準語です。方言ではありません。

「はしょる」は「端折る(はしおる)」という言葉が変化したものなんです。

「端折る」の意味は広辞苑に以下のように書かれています。

 

(ハシオルの転)
①和服の褄つまなどを折りかかげて帯に挟む。おはしょりにする。誹風柳多留8「―・つたりおろしたりする御見合」
②はぶいて短く縮める。省略する。簡単にする。「話を―・る」

 

女性が着物を着た際に、帯の下線から出る着物の折り返しの部分のことを「御端折り(おはしょり)」と言います。今でも着物の世界ではよく使われる言葉なんだとか!

元々は「端折る」は女性の着物の褄・裾を折り上げて帯に挟むことを意味したのが、派生して「省略する」「簡単にする」という意味でも使われるようになったんです。

そして、日常会話で「端折る(はしおる)」が頻繁に使われるようになったために、より言いやすくくだけた表現の「はしょる」に音が変化していったんですね。

 

まとめ

本記事のまとめ

  • 「はしょる」は方言ではなく標準語。
  • 女性の着物の褄・裾を折り上げて帯に挟むことを意味する「端折る(はしおる)」の音が変化して「はしょる」になった。

 

-言葉