「音楽をかける」という表現がありますが、このときの「かける」はいつも漢字ではなくひらがなですよね。
音楽をかけるの「かける」を漢字で書くとどのように表記するのでしょうか?
音楽をかけるの「かける」はひらがなで書くのが一般的
先のツイートで使った、音楽を「かける」の漢字とか意味とかって、よく考えるとどういう意味でかける、なのか不思議。
— ガッデム (@K_Nagano_1988) September 26, 2022
結論からいうと音楽をかけるの「かける」はひらがなで書くのが一般的です。
あえて漢字を使うのであれば「音楽を掛ける」と書くのがベターだと思います。
「掛ける」には操作を加えて機械や装置にその作用を行わせるという意味があります。
「レコードをかける」を漢字で書く場合は「レコードを掛ける」が正解ですが、
音楽をかけるときも蓄音機やCDプレーヤー、コンポ、スマホなど何らかの機械を使うので、「掛ける」の漢字を用いて「音楽を掛ける」と書くのが妥当でしょう。
ですが、最初にも言ったように「音楽をかける」は漢字ではなくひらがなで書くほうが望ましいです。
以下の文章を見てみましょう。
- 音楽をかける⇒音楽を掛ける
- 目覚まし時計をかける⇒目覚まし時計を掛ける
- エンジンをかける⇒エンジンを掛ける
- ブレーキをかける⇒ブレーキを掛ける
- 声をかける⇒声を掛ける
- アイロンをかける⇒アイロンを掛ける
- 働きかける⇒働き掛ける
- ハンガーにかける⇒ハンガーに掛ける
上記はどれも「掛ける」という漢字を使いますが、ひらがなで「かける」と書くのが普通です。
なぜ「掛ける」と漢字で書かないのかというと、「掛ける」と漢字で書くよりもひらがなで「かける」と書くほうが読み手も書き手も理解しやすいからです。
「掛ける」と漢字で書いても問題ありませんが、大多数の方が「かける」とひらがなで書いていることを鑑みると、やはりひらがなを用いるほうがいいでしょう。
まとめ
本記事のまとめ
- 音楽をかけるの「かける」はひらがなで書くのが一般的。
- あえて漢字で書くなら「機械などを作用させる」という意味を持つ「掛ける」という漢字を用いて「音楽を掛ける」と書くのが妥当。