「忙しい」と「急がしい」はどちらも「いそがしい」ですが、いったいどのような違いがあるのでしょうか。
よくわからない…という方のために当記事では「忙しい」と「急がしい」の違いについて詳しく解説していますよ。
「急がしい」という言葉は間違い!辞書にも存在しない
「忙しい」を「急がしい」と書くクセどうにかならんかなー 「急が」まで書いて間違いに気付く
— 上月弦夜 (@kamitsuki_genya) March 10, 2012
結論からいうと、「いそがしい」は「忙しい」という言葉が正しいです。
「急がしい」という言葉は一見すると合っていそうですが間違いなんですね。辞書にも「急がしい」という言葉は載っていません。
そもそも「いそがしい」とは、心を亡くすほどいそがしくて余裕がなくなるという意味なので、
心(りっしんべん)+亡くなる=「忙」という漢字を使って「忙しい」と表現するんですね。
「いそぐ」は「急ぐ」が正しい。「忙ぐ」という言葉は存在しない
くにきだくんの「生き急ぐ」は
「生き忙ぐ」にしたい
本来は「忙ぐ」なんてないんですけどね— はんだごて (@JqnOv) January 21, 2018
「いそがしい」は「忙しい」が正しいですが、「いそぐ」は「急ぐ」が正解です。「忙ぐ」という言葉は存在しません。
「急ぐ」はものごとをいそいでやろうという意味があります。
「急ぐ」は単純に時間をいそいでいるという意味なので、することが多すぎて休む暇もないを表す「忙しい」とは根本的に意味が違うんですね。
「忙」と「急」の例文
- 仕事が忙しくて休みが取れない。
- 遅刻しそうなので急いで走る。
- ケガすると危険だから急がなくてもいいよ。
- 子育てがとても忙しいからストレスを感じる。
まとめ
本記事のまとめ
- 「いそがしい」は「忙しい」という言葉が正しい。「急がしい」という言葉は間違い。
- 「忙しい」は心を亡くすという意味からできた漢字。