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半日とは具体的に何時間のこと?6時間?12時間?

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よく、「この作業は半日かかるな」と使われることがありますが、この半日って具体的には何時間を指すのか気になったことはありませんか?

そこで本記事では、半日とは具体的に何時間のことを言うのか解説していますよ。

 

「半日」に具体的な時間は決まっていない!?

 

まず、広辞苑で【半日】を調べてみたところ具体的な時間は書いておらず、「1日の半分」とだけ書かれています。

「1日の半分」を文字通りに解釈すると12時間を指すことになるので、半日は12時間を指すのが正解な気がしますよね。

ですが、

 

「この作業には半日かかる」

「半日仕事」

 

上記の場合には「12時間」の意味で半日を使っていません。「半日仕事」などで使われる半日は「5~6時間くらい」を意味していることが多いです。

また、レシピ本で頻出する言葉に「半日漬ける」がありますが、この場合の半日も12時間ではなく6時間くらいの意味で半日と使われています。

 

半日は『日照時間の半分程度』と解釈するのが妥当

 

じゃあ半日は「12時間」と「6時間」のどっちが正しいのかというと、具体的な決まりはないですが「6時間」の意味で使うほうが妥当だと思います。

先ほど、広辞苑で【半日】は「1日の半分」と書いてあるといいましたが、

この「1日の半分」は、現代の24時間の半分ではなく、日が照っている時間の半分と解釈することもできます。

昔は電気がないので、日が昇ったら起きて仕事をし、日が落ちて暗くなると寝るしかありませんでした。

つまり、日が照っている時間だけが仕事や作業をする時間だったので、1日というのは日が照っている時間のことを意味していました。

そのため、

 

・日の出から日の入りまでの時間(時期にもよりますが12時間前後)の半分=「約6時間」

 

上記の通り、半日は「5~6時間くらい」と解釈できます。

半日なのに12時間じゃなくて6時間を意味するのは、半日=日照時間の半分=約6時間というところから来ているんですね。

このことを知ってか知らずか、今でも多くの方が約6時間くらいを指して半日と使っている方が多いです。

 

6時間以外を意味して半日と言う方も増えている

 

ただ、最初にも書いたとおり「半日」には具体的な時間の決まりはなく正解もありません。

昔は日が照っているときだけが仕事や作業ができる時間でしたが、現代では電気があって真夜中も活動できるようになったため1日は24時間という感覚が普通です。

現代は職種も働く時間もバラバラのため、使う人によって「3,4時間くらい」「6時間」「8時間」「12時間」など、半日が指し示す時間は違ってきます。

使うひとやシチュエーションによって半日が示す時間は変わると思っておいたほうがいいかもしれませんね。

 

まとめ

ココがポイント

  • 「半日」は具体的な時間は決まっていない。
  • 「半日」は24時間の半分の意味で「12時間」とも解釈できるが、日照時間の半分の意味で「5~6時間」と解釈することも可能。
  • 現時点では、「5~6時間」の意味で半日を使っているひとが最も多い。

 

Jun
Jun
会話においては解釈に食い違いが起きないように、あまり「半日」という言葉は使わず、「5時間」など具体的に時間を言うようにしたほうが良いかも?

 

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