「ごめん」「ごめんね」「ごめんなさい」はあやまち・非礼をわびる言葉で日常的に使われますが、
どれも同じ意味なのでしょうか?それとも意味に違いはあるのでしょうか?
気になる方のために、本記事では「ごめん」「ごめんね」「ごめんなさい」の違いについて解説しますよ!
目次
「ごめん」「ごめんね」「ごめんなさい」の意味の違い
まず、「ごめん」と「ごめんね」の違いですが、このふたつは大きく意味に違いはありませんが、ニュアンスはけっこう異なります。
「ごめん」も「ごめんね」も家族や友人、恋人など、親しい間柄で用いられる謝罪の表現です。
本当に申し訳ないと思ったときに使うのではなく、軽く謝るときやちょっとした謝罪のときに使います。
待ち合わせに遅れたときなどに
「遅れちゃった!ごめんね。」
友達に手がぶつかったときなどに
「あ、ごめん。痛くなかった?」
「ごめん」よりも「ごめんね」のほうが少し軽く可愛らしい表現
「ごめん」と比べると「ごめんね」のほうが、もう少し軽く可愛らしい感じの表現で男性よりも女性のほうが多く使います。
そのため、男性が謝罪するときは「ごめんね」と使うことはあまりありませんが、
男性上司が部下に対してなど、立場的に上にいるひとが自分よりも立場が下にいるひとに対して「あ、ごめんね~」などと使うことがあります。
「ごめんね」の「ね」には、相手に親しみをこめて依頼・要求する気持ちが含まれています。
「ごめん+ね」の意図を深掘りすると、「ごめんって謝っているんだから、許してくれるよね?」というニュアンスが含まれます。
そのため、「ごめん」よりも「ごめんね」のほうが茶目っ気のある表現ですが、若干言い訳をしているような感じや相手を下に見るニュアンスが含まれてしまう場合もあるので、
「ほんとうに悪いって思ってる?」と、かえって相手の気持ちを害してしまうこともあります。謝る相手やシチュエーションを考えて「ごめんね」は使うようにしましょう。
ごめんの丁寧表現が「ごめんなさい」。本当に悪い事をしたときなどに使う。
「ごめんなさい」は「ごめん」の丁寧表現で、より深刻な事を謝る場合に使います。
母親のお皿を割ったときなど
「お母さんの大切にしてたお皿割っちゃった…。ごめんなさい…。」
ただ、気をつけてほしいのが相手が目上の人(上司、お客さんなど)の場合は基本的に「ごめんなさい」は使わないということです。
相手が目上の人に対しては、「申し訳ありません」「申し訳ございません」などを使います。
「ごめんなさい」は「ごめん」や「ごめんね」よりも丁寧な表現ではありますが、使うのは基本的に、家族や友人、恋人など、親しい間柄内なので、目上の人に対しては使わないほうが無難ですよ。
ちなみに
電車内で他人にぶつかったときなど、相手が目上ではないけれど親しい間柄でもないときには「すみません」を使うのが一般的。「ごめんなさい」だと距離が近すぎるし、かといって「申し訳ありません」と言うほど深刻でもない…というときには「すみません」という謝罪の言葉を使うことが多いですよ。
まとめ
「ごめん」「ごめんね」「ごめんなさい」を解説しましたが、必ずしも本記事で解説した使い方が絶対ではありません。
シチュエーションや謝罪する相手との関係性によって、「ごめん」が適切なこともあれば「ごめんなさい」が適切なこともあります。
また、「ごめん」だと大丈夫なのに「ごめんね」と言ったら相手が怒ってしまうこともあります。